文字を使わなければ発想力が磨かれる

こんにちは!

子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。

僕がゲームやなんらかの作品を作る時に気をつけていることがあります。

それが極力、文字を使わないということです。

文字を使わないという制約を作ることで、自分自身、発想力やセンスというものが磨かれて行った感覚があります。

今日はそんなお話です。

ところで・・・

この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!

JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。

プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

文字の問題点

文字というのは具体的な情報を伝えることのできるツールです。

ですが、文字の弱点はその積載量にあります。

ゲームやチラシなど、限られた空間の中で積載量はできるだけ減らしたいところですし、

積載量が増えるとデザイン的に野暮ったくなったり、逆に読まれなくなったり、読み手にストレスを与える原因にもなります。

ですが最も簡単に情報を伝える方法が文字だったりするわけです。

文字で解決するのは、作り手としては楽ちんではあるのですが、読み手としては楽ちんではないのです。

抽象的な表現で具体的に伝える

文字を使わないということは、イラストやアイコンなどで伝える必要があります。

イラストやアイコンは、文字ほどの情報量を持ち合わせていません。抽象的存在です。

ですが、その抽象的な表現から具体的なメッセージを発信できたときにクリエイティブが生まれると考えています。

そして、そういったクリエイティブは読み手に伝わったときに、読み手に感動を与えることもできます。(一石二鳥)

安易に文字を使わない、という制約を自分に課すだけで、クリエイティブが生まれるチャンスが生まれやすくなり、発想力が磨かれていきます。

キャッチコピーなどは、文字ではあるものの、積載量を減らした抽象的な表現で、具体的なメッセージを発信できる点でクリエイティブといえるでしょう。

グローバル・ユニバーサル視点

また、文字を使わないことで、言語依存せず、グローバルな視点でものづくりができることも利点の1つです。

そこで登場するのがユニバーサルな考え方。

例えば、僕は特に理由がなければ、味方やアイテムは青色、敵などは赤色にしています。

これは、青はセーフカラーであり、赤はデンジャーカラーだという世界共通の文化認識を持っていることから由来するユニバーサルな考え方です。

文字を使わないことで、同時に、文化横断的なユニバーサルな知識を蓄えようという意識も向きます。

マルは日本独自文化

意外と知られていないのですが、マルバツのマルが「YES」的な意味合いなのは日本の考え方です。

海外でマルを使うと「?」となってしまいます。こういう発見も面白いですよね。

余談ではありますが、電源ボタンによく見るこのアイコン。

僕も含め、日本人はよく、どっちがONでOFFなのかよくわからなくなるのは、マル = ONに見えるからでしょうね。

実はこれは、0と1を表現したアイコンであり、マルではなくゼロです。ゼロ = OFFなわけです。

気づいた方は鋭いですが、海外ではマルはゼロに見えるわけで、YESどころかNOとして真逆の意味に認識される危険性もあります。

イラストやアイコンというのは、抽象的ゆえに、こういう誤解を生みやすくもあり、

それもまた、知的好奇心をくすぐるという点でも非常にクリエイティブに感じます。

文字が良いという人もいることには注意

ただし、年配の方などに多いのですが、「文字で具体的に説明して欲しい」、という人もいるので、これはターゲットによりけりだったりはします。

こういった違いもまた文化的な背景があるんだろうなと思っています。

伝える

プログラミング教室kobakoでは、プログラミングの他、企画力アップにも注力していますが、「伝わるか伝わらないか」も重要視しています。

例えば、ゲームルールなどは文字で説明しないように、と生徒には教えています。

成功したプレイヤーには演出で祝って褒める。失敗したプレイヤーにはダメージ演出などでNGなことを伝える。

ゲームルールを説明しなくても、1,2回プレイしてもらったら伝わるように、演出という抽象メッセージで具体的なゲームルールを伝えていきます。

「ゲーム」と聞くと、苦い顔をされる保護者の方も多いのは存じ上げていますが、

実はゲームというのは、こういった文字を使わないクリエイティブの賜物であるということも伝われば良いなと感じています。

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