プログラミング講師がついに情報処理安全確保支援士も受験してきました

こんにちは!

子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。

前回の応用情報技術者試験に引き続き、IT国家資格の最高難易度として位置付けられる情報処理安全確保支援士(セキュリティスペシャリスト)も受験してきました。

最高難易度なこともあって、学生による受験というのは少ないですが、大学生、さらに高校生までも受験していたりもして、

現役プログラミング講師として取得しておくのはそれほど無意味でもないだろう思い受験してきました。

今回は情報処理安全確保支援士試験の体験レポートとなります。

ところで・・・

この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!

JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。

プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

情報処理安全確保支援士とは?

情報処理安全確保支援士という名称も聞いたことがない人が多いでしょう。

簡単にですが、資格について解説しておきます。

情報処理安全確保支援士はIT系の国家資格です。

  • Lv4. 情報処理安全確保支援士
  • Lv3. 応用情報技術者試験
  • Lv2. 基本情報技術者試験
  • Lv1. ITパスポート

こんな感じに位置付けられています。

資格の対象者としては、社会人エンジニア10年目程度です。平均年齢も35歳程度とされています。

ですが、早熟な受験生だと大学生、高校生なんかもいたりします。

ぱっと見で気づいた方もいるかもしれませんが、この資格の一番の売りは、IT系唯一の「士業」だということです。

近年需要が高まるセキュリティに特化したIT資格なこともあり、非常に人気の高いIT資格となっています。

しかしまぁ、実際のところ、士業であるものの弁護士のような独占業務もありませんし、

きちんと士業として運用していくのであればライセンス料のようなものもかかり、今のところは社会的にはそれほど高くは評価されていません。

士業としての役割は正直よくわかりませんが、セキュリティに対する倫理観、価値観、技術力、知識が備わっていることの証明になり、

個人的には、この資格を所持している人物は信頼のできる、資格に感じております。

学生にとっては少しオーバースペックですが、

もし仮に就職活動などでこの資格を所持していれば、上記の通り、近年関心が高まるセキュリティに対する価値観を持ち合わせているという点て評価対象になりうると感じています。

最近では大手企業もランサムウェアなどでハッキングされる事件が目立ってきています。

国家レベルでセキュリティエンジニアを育成しようという動きも見えます。

セキュリティに関する知識と関心は、エンジニアにならずとも、広く企業で求められる素養になると感じています。

応用情報技術者試験との違い

では、試験内容はLv3.応用情報技術者試験とどう違うのでしょうか?

それは何よりもセキュリティ特化型という点です。

応用情報技術者試験で勉強したセキュリティとネットワークの内容を深掘りした試験内容になっています。

逆に言えば、経営やマネージメント、アーキテクチャやデータベース、そういったセキュリティ外の出題がかなり軽量化された試験とも言えます。

実は僕自身も、応用情報技術者試験より楽だったという印象すらあります。

もちろんそれは応用情報技術者試験で得た知識と、実務経験で得た知識という土台の上での感想ですので、

もし、応用情報技術者試験を受験していない、実務経験を持ち合わせていない方であれば、非常に難しい試験になるとは思います。

一次試験

一次試験は四択です。

試験内容は実は応用情報技術者試験の午前試験と同じ内容です。

それゆえ、応用情報技術者試験を未受験な人にとってはこの壁は結構厚い壁です。

応用情報技術者試験のあの広い学習範囲を結局学習しなければいけないのですから。

僕はというと、この一次試験は免除されています。

応用情報技術者試験を合格したものは一次試験を免除されます(#条件あり)。

それゆえ、応用情報技術者試験のあの広い試験範囲を今回はスルーできているというわけです。

一次試験対策(応用情報技術者試験の午前試験対策)については、過去の記事をご参照ください。

二次試験

二次試験も四択ですが、セキュリティやネットワークにほぼほぼ特化した問題が出題されます。

はっきり言ってこの二次試験は全く脅威ではありません。

セキュリティに関する表面的な知識が問われるだけですし、過去問からの再出題も多いです。

無勉強で二次試験は突破できる、というわけではなく、

最終試験を突破できるレベルにまで仕上げた人にとっては特別な対策は不要ということです。

とはいえ、最終試験へ立ち向かうための基礎知識群が問われている点で、受験者はまずは二次試験対策から開始すると良いでしょう。

三次試験(最終試験)

記述式の問題です。長文問題が4問出題され、内2問を選択して回答していくスタイルです。

長文はシナリオ形式になっており、攻撃者であるハッカーが残した爪痕などから、ハッカーの意図や目的、攻撃手法などを推理していくミステリーのような内容です。

4問のうち、1問はプログラミング問題が出題される傾向にありますが、多くの受験者はプログラミングが苦手な傾向があり、プログラミング問題を選択する受験者は少ないです。

しかしプログラミングが得意な人にとってはサービス問題です。

残り3問から解けそうな問題を1題選べばいいだけですのでこれは本当に気が楽です。

プログラミング問題の難易度としても、応用情報技術者試験でのプログラミング問題の方がよっぽど難しいです。

というのもアルゴリズム系のプログラミング問題ではなく、セキュアプログラミングの問題だからです。

それゆえ、プログラミングが得意でも、SQLインジェクション対策やセッションハイジャックなどのセキュアプログラミング、

主にWEBプログラミングに対して明るくない人は苦戦する可能性がありますので注意が必要です。

実践した学習方法

ではここからは僕が実践した学習方法です。

試験まであと3ヶ月

一次試験は免除されていたので、二次試験対策からスタートです。

どれほど未知のセキュリティ問題が出題されるのか不安でしたが、割と応用情報技術者試験での知識で結構解けてしまいます。

よって、対策は過去問道場で十分でしょう。

過去問の勉強をのんびり2週間ほど続けた結果、模試を受けてみるとあっさり9割近く取れてしまいました。

試験まであと2ヶ月

三次試験対策を緩やかにスタートさせました。YouTube動画で学習する程度です。

動画はまさるの勉強部屋さんがよくまとまっていておすすめです。

試験まであと1ヶ月

ここから最終試験の過去問に挑戦していきます。

ですが、やはりなかなか手強い。

ハッカーの攻撃内容から、ハッカーの目的・意図を察し、ハッカーの道を塞ぐ方法を探るという、

ちょっとした探偵ミステリー気分な長文問題です。

セキュリティに関する知識、根本的な理解、長文読解力、推察力、これらがミステリーを解読するための鍵となります。

どのようなミステリーパターンが存在するのか?それらは過去問から得られる情報が役立ちます。

役立ちますが、膨大な過去情報です。

そこで秘密兵器とも言える書籍を導入しました。

それが村山直紀さんの書かれた、「うかる! 情報処理安全確保支援士」です。

この書籍は、過去問で出されたミステリー部分を効率よくまとめてくれています。

この本は知識を網羅するためのものではありません。

言うなれば、情報処理安全確保支援士ミステリー文集です。

僕はこの本で効率よく過去問の情報をインプットして、ミステリーパターンを頭に入れることができたと思っています。

非常に評判の良い本ではありますが、賛否両論もある書籍です。おそらく肌に合わない人もいると思うので万人にウケる感じではないと思うのですが、

ミステリーパターンを把握するの役立つと僕は感じています。

試験まであと1週間

とにかく過去問をこなしていきます。

これは問題を解くのに慣れるという意味もありますが、よくわかっていない部分を洗い出す作業でもあります。

少しでも理解が曖昧になっているところがあれば、徹底して潰していきましょう。

結果

10月に受験し、本日合格の通知が来ました。

実は正直いうとあまり自信がありませんでした。

というのも「知らなきゃ解けない」知識問題が結構出題されていまして、その辺をごっそり落としていたからです。

受かってもギリギリだろうなぁと思っていたのですが、思ったより高得点だったのでおそらくは記述回答の部分で点を稼げたのかなぁと思います。

結局、「身になった」のか?

ここまでITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と受験してきましたが、

今回の情報処理安全確保支援士が最も身になったなぁと感じています。

特にセキュリティ周りというのは、コトが起きたりしないとなかなか危機感を覚えて学ぶきっかけができません。

加えて現在私たちが触れるIT技術の根っこには、デジタル認証や暗号技術といったセキュリティ的な意味合いの技術が土台にあったりします。

そういった根っこの技術を思想的なところから学んでおけるというのは良い経験だったと感じます。

学生さんには少しオーバースペックで、抽象的な技術知識なのかなぁとは思うので、皆さんにお勧めできるという類の資格ではないのですが、

これからITという道に進もうという方向性を固めた学生さんにはおすすめできる資格かなぁと思います。

まとめ

ここまで長らくお読みいただきありがとうございます。

僕が言いたかったことをまとめておくと、

  • 応用情報技術者試験より範囲が狭まってるとも言えるので、応用情報技術者試験より楽な側面もある
  • 二次試験は恐るるに足らず。
  • 最終試験はセキュリティミステリー読解。セキュリティ探偵となるための知識と推察力を身につけよう。

といった感じです。

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