資格はいらない?プログラミングの資格を取るべきか、の考え

こんにちは!

プログラミング教室kobakoスタッフです。

先日、プログラミングを学習している高校生からこんな相談を受けました。

プログラミング系の資格を取ろうと思うんだけど、何がおすすめ?

プログラミングに対して、最近すごく意欲が高まっている高校生だったので、

すごい向上心だなぁと思って感心していました。

ですが、ここは思い切ってこう回答してあげました。

「んー資格いらん」

なぜこんな回答をしたのか、

今日はプログラミング系の資格についてお話ししたいと思います。

資格はあった方がいい?

例えば就職面接など、

資格はあるに越したことはないと思います。

ですが、不思議なことに、

プログラミングに関しては、

本当に不思議なのですが、

なんなら資格はない方がむしろ好印象なんですよね・・・。

資格がない = 「やる気がない、能力がない」ではない

まず、プログラミング系、IT系の職種において、

資格がない = やる気がない、という伝わり方はしません。

僕もエンジニアとして働いていますが、

現場で働いているエンジニアでプログラミング系に資格を持っている人ってあんまりみたことがないんですよね・・・。

(大学などの研究職であれば状況は変わるかもしれません)

資格よりも、

どんなことに興味を持って、

どんなものを勉強して、

どういう作品を作ってきたのか、

そういう、個性がきちんと伝わる方のがよっぽど魅力的なエンジニアに見えるんですよね。

それに、

資格がないとできない仕事、

というのはIT業界ではほとんどないんじゃないかなぁと思います。

なぜその資格を取ったのか、理由が大切

資格取得には大量の勉強時間を消費します。

資格の勉強範囲、すべてに興味があればいいですが、

実際は苦痛なことの方が多く、

高いモチベーションが要求されます。

そこまでしてなぜその資格が欲しいのか、

明確な理由が言える人ではないと僕はお勧めしていません。

少なくとも、

プログラミング学習の指針としてなんとなく資格、

というのは、

一見理にかなっているようにみえて、

興味のない勉強も余儀なくされ、効率が悪いように思えます。

手段の目的化が起きていないかチェック

今回、高校生から「資格」というワードを聞いて、

大人になってるんだなぁと感じました。

というのも、皮肉なことですが、

大人は手段の目的化をしがちなんですよね。

資格は手段であり、目的ではありません。

大人になると、目的一直線でなくても頑張れてしまうんですよね。

子供は、

「なんでそれ必要なの?」

と、すごく単純な動機で行動しているので、

手段の目的化が起こりづらいと感じています。

皮肉なことですが、手段の目的化が進むのは大人への一歩なんですよね。

(僕もよく手段の目的化をしがちなので、自戒の念)

もし資格を取ろうかな?って思ったら、

なぜ資格が欲しいのか、

なぜその資格なのか、

資格を取る以外の方法はないのか、

自問をしてみて、手段の目的化がはじまっていないかチェックするのはおすすめです。

資格を取らなくても勉強はできる

僕も資格の勉強はしたことがありますし、最近もしていました。

最近勉強したのは色彩検定です。

デザインや視認性の向上に役立つかなぁと思いテキストを手に取って勉強してました。

ですが僕は試験を受けていませんし、受けるつもりもありません。

試験を受けようとしてしまうと、細かいことまで丸暗記を余儀なくされてしまい、

結果、つまらない勉強だらけになってしまいます。

欲しいのは資格でなく、知識なので、

難易度をあげるために設置された不要そうな知識は頭に入れずに済みます。

試験のための丸暗記も必要ありません。

面白すぎて、好きすぎて、勉強しすぎて、

結果的に丸暗記してしまったのであれば、試験を受けてもいいかもしれません。

資格よりも作りたいものを作ろう

その高校生には、

「資格は置いておいて、今のまま、作りたいものを作るために勉強をし続ければいいよ」

とアドバイスしました。

その高校生は、資格なんかなくても、

自分で作りたいもの、

やりたいこと、

自分で目標を決められるので、「資格取得」というゴールを与える必要がないと判断しました。

向上心があることはとてもいいことなのですが、

詰め込み型の資格勉強でプログラミングが嫌いになってしまう懸念もあります。

kobakoでは詰め込み型ではなく、

生徒が興味があることをベースにカリキュラムを組んでいきます。

楽しいし、成長につながるから、長く通いたい。

そう思ってもらえる教室を目指します。

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