こんにちは。
子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。
僕は新しいが好きです。
いえ、何も流行り物や新製品が好きでつい買っちゃう、という意味ではありません。
「新しい」があるものは、作り手のこだわりが見えて面白いのです。
以前の僕は、「新しいってそんなに良いことか?新しければ良いってことはないだろう」と思っていました。
ですが、今は新しいは良いことだと断言できます。
今日は、なんとなく良いとされている「新しい」を紐解きながら、企画力やオリジナリティについてお話しさせてもらえたらと思います。
ところで・・・
この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!
JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。
プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

特許が持つ2つの軸
特許とはいわゆる新技術に対しての権利です。
発明品などの新しいものに対して特許を取れば、他者が真似しづらくなる法的な保護を受けることができます。
特許では2つの軸で「新しさ」を判断しています。
1つは新規性。その名の通り、過去に同じ発明がないのかのチェックです。
実は自分自身が発明したものでも、特許出願前に公開してしまったら新規性を失い、特許の取得ができません。
2つ目は進歩性。新規性があったとしても、ただの改良であったり、技術の組み合わせだったりするものは、容易に発明できるとして特許の取得ができません。
この二つ目の進歩性が重要になってきます。
「新しい」であってもそこに進歩性がなければ「新しくはない」ということなのです。
新商品であっても、ただの改良であれば新しくはないのです。
新しいスマホが、カメラの性能がよくなっただけでがっかりする感覚と似ていますね。
進歩性がカギ
ゲームに例えてみましょう。
例えば、マリオとカーレースを組み合わせたら新しくなる。これがマリオカートです。
ですが、マリオカートには補助アイテムという進歩性がありました。
カーレースが苦手なひとでも補助アイテムで勝利することができたりして、プレイヤー人口を広げました。
マリオカートは、マリオがカーレースをやるから新しいのではなく、カーレースに補助アイテムを導入したのが新しかったのです。
この進歩性という側面に目を向けると、世の中にあふれるさまざまなものへの着眼点が変わります。
どこが新しいのか?その新しさに進歩性があるのか?
そして、その進歩性がもたらす新しい体験はなんなのか?
さらに、そんな発明をした作り手たちはどんな発想をしてここに辿り着いたのか?
こう考えると街の散策が、ショッピングが楽しくなるものです。
機能美と装飾美
技術だけでなく、新しいというワードはデザイン面にも使われます。新しいデザイン。
ここにも進歩性が隠れています。
ただデザインを新しくしただけでは新規性だけですが、デザインに進歩性をもたらすこともできます。
それを紐解くキーになってくるのが、装飾美と機能美です。
装飾美はその名の通り、見た目の美しさ。
そして機能美とは、そのデザインが持たらす効果です。
見た目が美しいから癒される、かっこいい服だからモテる、という効果ではありません。
例えば、よく見かけるウォーターグラス。
下部にくぼみがありますが、これは装飾の意味だけではありません。
握りやすく、そして複数のウォーターグラスを重ねて収納した際に摩擦を減らして傷をつけにくくする効果があります。

例えば、amazonのログマーク。
にっこり笑ったような矢印がアクセントになっていますが、よくみると笑顔が少し左にずれています。
矢印はaからzに向けて伸びており、A to Zで何から何まで売っているショッピングサイトであることを伝えています。

装飾美だけでは、そのデザインである理由を説明しきれませんが、
機能美まで追求すればそのデザインである理由を説明できます。
ただ闇雲に、新しい装飾であれば「新しい」ということではないのです。
なぜ新しいことは良いのか
長くなりましたが、ここまで「新しい」ということについて説明してきました。
ですがまだ、新しいことが良いこと、とは帰結できませんね。
僕は、進歩性や機能美が備わった「新しい」は、作り手のこだわりを感じています。
誰も到達していない領域を生み出すまでにさまざまな苦悩を乗り越えて、天才的な発想で生み出されたものです。
そこにこだわりがないはずがありません。
逆に、進歩性や機能美を感じない「新しい」は、商業的な意図を感じます。言葉は悪いですが、売れれば良いといったニュアンスを感じてしまいます。
別に商業的であることが悪いとはいいませんし、それも経済活動の手段ですから全く問題だと思いません。
ですが、どうせならこだわりを感じるものを手にしたい。そう思うのが人間というものではないでしょうか。
だからこそ、新しいは良いこと、僕はそう思います。
新しいことを生み出そう
プログラミング教室kobakoでは、新しいものを作り出す、という企画の視点を持っています。
僕が運営しているYouTubeチャンネルでは、設計図を元にプログラミングをする、という新しいアプローチで授業をしています。(特許を取れるほどの進歩性がないのが悔しいところです)

教室の生徒の皆さんにも、新しいことを発見できて生み出せる、そういった力を養ってもらえたらなと思っています。
子供には難しいことだとはわかっていますが、「新しいっていいよね」くらいは伝わるだけでも成長につながるような気がしています。
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