こんにちは!
子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。
「フレーバーテキスト」という言葉をご存知でしょうか?
フレーバーテキストとは、ゲームなどで使用される演出で、例えば、
「ドラゴン 攻撃力100」というカードに対して、
「この炎は全てを焼き尽くす」
的なメッセージテキストを加えて、システム上意味のない、世界観を演出するためだけに用いられる演出技法です。
このフレーバーが好きな人も多くいるのですが、個人的にはこのフレーバーというのはちょっと考えものだったりします。
今日はそんなお話です。
ところで・・・
この記事を書いている人はだれ?
子供向けプログラミング教室です!
JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。
プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。
フレーバーが一人歩きする
フレーバーの何が問題かというと、
ゲームの面白さをフレーバーに頼るようになるということです。
フレーバーは調味料に過ぎないのですが、その調味料だけで作品の醍醐味を作ろうとしてしまう現象を度々目撃します。(特に素人・同人作品)
また、ゲームに限らず、様々なエンタメにおいて、
意味のあるものと、意味のないフレーバーとの区別が付かなくなるような気もしています。
ドラえもん
ドラえもんの苦手なものはなんでしょうか?
そう、ネズミです。
なぜドラえもんはネズミが嫌いなのでしょうか?
ネズミに耳をかじられたからネズミが嫌いになった、という設定は割と有名な話ではないでしょうか。
ではなぜネズミなのでしょうか?
この疑問が自然と湧いてくるかが分岐点かなぁと思っています。
フレーバー寄りな考えに陥ってしまうと、この疑問には辿り着けない気がします。
そういう設定なんでしょう?というところで思考が止まってしまいます。
きちんと考えれば、
ドラえもんが猫だから
ということに気がつくはずです。
ドラえもんは猫型ロボットなのにネズミが嫌いという逆説的な面白さを演出した結果であります。
コナンの犯人はわかりますか?
タイトル回収ですが、コナンを見ていて犯人がわかりますか?
きちんと見ていれば途中で犯人がわかります。
犯人がわからないのは、細やかな情報をフレーバーとして「意味のない情報」として感じ取ってしまうからだったりします。
例えば、
容疑者の1人が「トイレに行ってもいいですか?」と日常的なことを言っても、僕は何か意味があるセリフなんだろうと感じとります。
しかしフレーバー寄りの考え方だと、ストーリー上で意味のあるセリフも、日常の一コマとしてのフレーバーにしか思わず、素通りしてしまいます。
なんとなく
このフレーバーの話は一言で言えば、「なんとなく」を阻止する考え方です。
世の中の作品は一見「なんとなく」で決められたっぽいけど、考え抜いて決められています。
じっくり練られた世の作品を、「なんとなく」決められたものだと受け取ってしまうと、
自分の作品も「なんとなく」で作られていきます。
フレーバーとフレーバーではないものをきちんと区別できるようになった上で、
あなたの作品にフレーバーを適切に処置していけば、整った作品になるのではないかと僕は考えます。
この辺りは、別の記事でも取り扱っておりますので、興味があればこちらもご覧ください。
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