子供向けのコーディング言語はどれがいい?テキストプログラミング言語

こんにちは!

プログラミング教室kobakoスタッフです。

小学校や中学校でもプログラミング授業が始まり、

社会的にもプログラミングスキルへの関心が高まっていますね。

英語と同じように、子供のうちからプログラミングを学ばせようという方も多いですが、

いったいどのプログラミング言語を学ばせたらいいか?悩ましいですよね。

Scratchなどのヴィジュアルプログラミングではなく、

テキストプログラミング、コーディングをするタイプのプログラミング言語を学びたい生徒も増えています。

今日はテキストプログラミングに焦点を当てて、

子供向けのコーディング言語を紹介したいと思います。

HTML(エイチティーエムエル)

HTMLはホームページなどを作るプログラミング言語です。

タグを使ってコーディングしていきます。

比較的わかりやすい言語ですし、

メモ帳アプリがあれば勉強をスタートできるので、

勉強を始める敷居はとても低いです。

HTMLの障壁

HTMLを子供に学ばせる上での最大の障壁は、

何を作ればいいのか分からない

だと思います。

大人であれば、趣味のホームページやブログなど、

作りたいものがある程度見えてきますが、

子供の場合はなかなかそうはいきません。

好きなものがある子、

デザインなどを整えるのが好きな子、

にはHTMLは刺さるかもしれません。

JavaScript(ジャヴァスクリプト)

JavaScriptもHTML同様、ホームページなどを作るプログラミング言語です。

HTMLとの違いは、動きのあるアニメーションを作りやすい点でしょうか。

アニメーションなどが得意なので、ゲーム制作などにも応用できます。

JavaScriptもまた、メモ帳アプリからスタートできるので、

勉強をスタートする敷居は割と低めではあります。

JavaScriptの障壁

JavaScriptの障壁。

それは単純に難しいことです。

現役のエンジニアでも、

「JavaScriptが一番好き」

「JavaScriptは嫌い」

と意見が極端に別れやすいほど、クセのあるプログラミング言語です。

特に、callbackやイベント駆動といった非同期処理が多いのも難易度を高めています。

プログラミングコードは上から順に実行されますが、

イベント駆動となるとこの法則が乱れ始め、

初心者には非常に難解なコードになりがちです。

Python(パイソン)

AIの開発やビッグデータの流行で、

短期間で急激に人気を集めているプログラミング言語がPythonです。

WEBアプリケーションやGUIアプリケーション、ゲームなど多岐に渡って使えるプログラミング言語です。

インデントや改行をきちんとコードに反映させないと、

プログラムが動作せず、

言わば箸の使い方を強制するかのように、

正しいプログラミング作法が身に付く利点もあります。

Pythonの障壁

Pythonを学ぶ障壁は導入の難しさではないでしょうか。

多くの初心者は、Pythonの環境づくり、インストールで離脱してしまいます。

Python自体のインストールができたとしても、

Pythonでのゲーム開発環境をインストールする方法が待っていたりします。

Unity(ユニティ)

Unityはゲーム開発エンジンです。

C#(シーシャープ)というプログラミング言語を使ってゲームを開発します。

スマホゲーム、steam、Nintendo switch、PS4など

多くのプラットフォームで動作することが大きな特徴です。

Unityの障壁

とにかく難しいことです。

オブジェクト指向プログラミング、デザインパターン、非同期処理、数学的知識、など

多岐にわたる知識が必要とされます。

ちょこっと触って、ボール転がしくらいならノープログラミングでできるかもしれませんが、

それ以降となると、険しい道が待っています。

Processing(プロセッシング)

Processingは知名度こそないものの、

最近ではコーディング、テキストプログラミングの初心者用言語としてじわじわと人気を集めているプログラミング言語です。

大学でProcessingを学んでいるという大学生も増えてきました。

Processingの最大の特徴は、簡単に書けるし、難しくも書けるところです。

初心者から上級者まで、幅広く利用できるコスパの良いプログラミング言語です。

Processingの障壁

Processingの最大の弱点は知名度がないことです。

どうしてもPythonやJavaSript、Unityなどのプログラミング言語が目立ってしまい、

なかなか日の目を見ることがありません。

もしPythonやJavaScriptに挫折してしまったらProcessingに挑戦してみることをおすすめします。

結局どれがいいか

Processingがとにかくお勧めです。

理由をいくつか紹介したいと思います。

導入が簡単

Processingをダウンロードすれば、すぐに開発を始められます。

エディタがついているので、別のソフトをインストールする必要もありません。

Processingをダウンロードするだけでプログラミングが始められます。

スマホでも動作する

Processing.jsを使えば、

作ったProcessingプログラミングコードをWEB上で動作できます。

PCやスマホでも動作するので、

手軽に世界中に作品を公開できます。

PythonやJavaScriptでも書ける

Processingには、PythonモードやP5モード(JavaScriptモード)が搭載されています。

普段はJavaという言語でプログラミングすることになるProcessingですが、

モードを変更すれば、

PythonやJavaScriptでのプログラミングが可能です。

どうしてもPythonがいい、

どうしてもJavaScriptがいい、

そういう方も、一度Processingを試してみてはいかがでしょうか。

kobakoではProcessingを推奨しています

プログラミング教室kobakoでは、

子供向けのコーディング言語、テキストプログラミング言語として、

Processingを強く推奨しています。

Scratchの次のステップを探している方、

PythonやJavaScriptなどのテキストプログラミング言語がしっくりこなかった方、

kobakoでProcessingを学んでみませんか?

Photo by Annie Spratt on Unsplash