こんにちは!
子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。
最近、「子どもの教育において個性が大切」みたいな話を耳にした時、
「まぁそんな気はするけど、なんで大切なんだっけ?」
ふと疑問に思いました。
個性が大切な理由、それを自分なりの解釈を作っておかないと、
それこそ、「みんなが個性大切って言ってるから大切なんや」という脱個性な意見になってしまい、早速矛盾が生じる気がして、頭を整理してみようというのがこの記事の試みです。
自分の解釈が正しいのかはさっぱりわかりませんが、まぁそれも僕の”個性”として受け止めてもらえたらいいのかなぁと思います。
ところで・・・
この記事を書いている人はだれ?
子供向けプログラミング教室です!
JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。
プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。
カードゲーム
個性を考える時、カードゲームに置き換えて考えると僕はしっくりきます。
カードゲームで相手に勝つための基本としては強いカードを出すことだと思います。
しかし、みんながみんな、同じカードを持ち合わせてしまった場合、その戦いは硬直し、非常につまらないゲームとなってしまいます。
ではみんなが持っていないさらに強くてレアなカードを持てばいいかというと、確かに勝ちやすくはなりますが、今度はプレイヤー自身がゲームに飽きを感じ始めることでしょう。
だからこそカードゲームはバランスであり、「ある特定の条件下で強くなる」というカードが必要になるわけです。
この特定の条件下で強くなる、この性質こそが「個性」なのではないかと僕は考えます。
最強を目指さない
最強カードは存在しないし、
最強カードが存在してしまったらそもそもそのゲームはクソゲーになる、
ということがわかっていても、最強を目指してしまうのが人間の煩悩的なところでしょうか。
以前、生徒みんなで「ノベルゲームを作ろう」みたいな企画をしたことがあります。
生徒それぞれが好きな世界観で物語を構築していくのですが、生徒みんなに共通しているのなぁと思ったのが、
主人公は最初から弱みのない最強、ということです。
最近では異世界転生もののアニメや漫画も流行っており、最初から最強の主人公というのはそれほど珍しくはありません。
ひたすら爽快感、無双感を楽しむというジャンルで、「俺つえぇ!」という快感に全振りしたようなジャンルです。
うまくいくことの少ない現実世界ですから、ストレスなく、順風満帆にゆく進行というのはとても憧れる世界観なのかなぁと想像するところです。
ですが、前述したように、最強の存在というのはそのうち飽きを生み出します。
最強の存在でも何かしらの弱みがあることで、物語は面白く、飽きのこない展開となります。
そしてそもそも、最強のカードというのは基本的には存在しません。
ですがその魅力さゆえに最強という虚像を目指してしまうのが人間の愚かなところなのかなぁと思ったりもします。
子供に最強という虚像を目指させない、というのが「教育には個性が大切」という論理を補強するキーワードかなぁと思います。
個性を活かせる戦略性が鍵
最強のカードは存在しないので、私たちはなるべく、いろいろな場面で使えそうな個性的なカードを複数手札にそろえておく必要があります。
とはいえ、いくら特定の条件下で強くなる個性的なカードを持っていたとしても、そのカードを上手に使える戦略性をプレイヤー本人が持ち合わせていなくては意味がありません。
それに、自分が欲しい個性的なカードが手札として持てるとも限りません。努力したとしても手に入らないこともあるのです。
今持っている手札カードを上手に使って局面を乗り切る、戦略性が個性よりずっと大切なのかもしれません。
プログラミングは使い勝手の良いカード
プログラミングはとても使い勝手の良いカードだと思います。
いろいろなカードと組み合わせることで力を発揮できる、オールマイティなバランス型のカードだと思います。
ですが、その魅力さゆえに、プログラミングというカード自体を成長させようとしてしまうことも多くあります。
ですが最強のプログラミングカードというのは存在しませんし、強いプログラミングカードは非常にレア度も高いものです。
それよりも、もっと個性的なカードを複数そろえて、プログラミングカードと組み合わせることでの戦略性を求めた方が建設的かなとも思います。
それゆえ、技術力よりも企画力とkobakoは提唱しており、
また、企画力は手札カードというよりもプレイヤー本人に帰属する戦略性の側に近い存在だとも思っています。
個性には弱みはつきもの
個性的なカードは基本的には弱いものです。
だからこそ、特定の条件下で逆転的に強くなれる二面性も持っています。
すべてにおいて強くなろうとせず、弱みは弱みとして受け入れて、
戦略性を持って手札のカードをそろえていくことが、個性を大切にすることの意味なのかなぁと思っています。
余談ではありますが、最近はDTM(パソコン音楽制作)に挑戦しており、とある機会に作った曲をSpotify等に配信リリースしてみました。
今回の「個性」にも通ずる曲かなぁと思いますのでこの場を借りて紹介させていただきます。
今後も生徒のみなさんの個性を損なわない、活かせるプログラミング教室を目指したいと思います。
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