「おっさんレンタル」から学ぶ本当の技術力

こんにちは!

子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。

最近、知り合いのクリエイターと話していてテーマに上がった話題があります。

それは、「作れるから作るという発想はやめようぜ」というものでした。

技術力のあるエンジニアであれば、大抵のものは作れてしまいます。

例えば、メルカリのようなフリマアプリを作りたいと思えば、大抵のエンジニアは作れてしまうのです(もちろん膨大な作業量が必要になりますが)。

ですが、結局作ろうとしているのはほとんどメルカリの亜種のような、既存のもののトレースしたものであったりすることがほとんどであり、

いわゆる車輪の再発明をしている場合は少なくありません。

車輪の再発明をしない、このテーマで僕が真っ先に浮かぶのが「おっさんレンタル」というサイトです。

ところで・・・

この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!

JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。

プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

おっさんレンタルとは

おっさんレンタルとは、1時間1,000円でおっさんをレンタルして、お手伝いしてもらったり話を聞いてもらえるという一風変わったサイトです。

お客さんは、登録されているおっさんの中から、「あ、このおっさんに悩み相談を聞いてもらいたいな」というおっさんを選んで、お金を払って日程を調整するわけです。

こんな要件でざっと機能を見積もると、

  • 会員登録機能
  • 課金機能
  • メッセージ機能
  • スケジュール調整機能

こういった機能を作らないといけません。

サイトの見た目なんかも整えていけば、なんだかんだ開発期間は最低でも半年〜1年は必要かなぁという感じです。

ですが、おっさんレンタルはこういった開発を一切していません。

おっさんレンタルはネットショップ

おっさんレンタルはBASEというレンタルネットショップを利用しています。

BASEはインターネットに簡単に自分のお店が開けるというサービスです。

BASEはネットショップなので基本的には物販を想定していますので、人材派遣のような使い方は想定されていません。

ですので、

このおっさんをカートに入れる

とか

このおっさんは配送料無料

みたいな、おっさんが物品であるような表現になってしまっています。

プロフィールにはおっさんの連絡先が公開されており、「勝手に連絡しあえ」という割り切りで、サイト自体にスケジュール調整機能やメッセージ機能は備えられていません。

多少の違和感はありますが、ネットショップの仕組みでやりたいことは別に事足りるわけです。

それにそういった垢抜けなさも「おっさん」がテーマとしては合致しており、妙に審美的とも言えます。

持っているカードを駆使する

手札が揃うまでは勝負しないのではなく、今持っている手札をどう駆使すれば実現できるのか?

フルスクラッチで作った自分で開発したサイトの方が柔軟性はあるでしょうが、果たしてそこまで柔軟性を持たせる必要があるのか?

日常でも専用のアイテムを買わずに、今持っているもので代用する方がCOOLに思えます。

汗をかかずに知恵を絞る、今あるものを工夫する、それが本当の技術力にも思えます。

わざわざ専用の機能を作って喜ぶお客さんがたくさんいるのか?

作ることはイコール知恵を絞っているとは言えないのではないか?

そう考えさせられる秀逸なサイトが「おっさんレンタル」だなぁと思います。

https://ossanrental.thebase.in

kobakoはテトリスは作らせない

プログラミング学習でよくあるのが「テトリスを作ってみよう」です。

ですがkobakoではテトリスを作らせたことはありません。

シンプルに作るのが難しいですし、さらに作ったところで、

腐るほど出回っているテトリスの亜種を誰が遊ぶのか?

という疑問は払拭できません。

「作れるようになろう!」という発想は一切せず、

今持っている技術知識で最大限面白いものを作ろうぜ!

というのがkobakoの授業スタイルであったりします。

無料体験へのお申し込みはこちらから!

kobakoのゲームプログラミング教材もYouTubeで無料配信中です!

初回の授業料(体験)は無料です。

※現在はオンライン授業でのみ対応しています。通学型ではありません。

UnsplashWill Poradaが撮影した写真