おすすめ書籍「気持ちいい」から考えるゲームアイデア講座

こんにちは!

プログラミング教室kobakoスタッフです。

kobakoはプログラミング教室ですが、プログラミングを通して遊びの作り方を学べる教室としての性格があります。

プログラミングを学ぶというよりは、その先の遊びを考える企画力の方がずっとずっと大切だと考えています。

今回はゲームや遊びを考える上でヒントになる書籍のご紹介です。

ところで・・・

この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!

JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。

プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

ゲームを遊ぶと作るでは大違い

「ゲーム」と聞くと、保護者の皆さんはどのように感じるでしょうか?

「中毒性」「危険思想」「勉強しなくなる」「役に立たない」

このように考える方も少なくないのではないでしょうか。

確かにゲームを遊ぶ側であるとそのように感じる場面があるのは僕もわかります。

ですが、「ゲームを作る側」になったらまるで違います。

ゲームクリエイターはいわば「遊びの達人」です。

そして遊び心というのは、ゲームだけにとどまらず、さまざまなシーンで力を発揮して、

人を驚かせたり笑わせたり喜ばせたりできる、非常に社会的な力だと僕は思っています。

ゲームを考える方法

今回ご紹介する書籍が、「気持ちいい」から考えるゲームアイデア講座です。

この本のタイトルを見たとき、僕のゲーム企画の仕方と同じ匂いがプンプンしたので読んでみると、ほぼほぼ同じ考えでした。

kobakoのスタッフはこういう風にゲームを考えているんだな、ということを代弁してくれるような書籍です。

お近くの書店などで手に取っていただければと思います。

https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-12619-3

この本同様、私たちも、

ゲームに限らず、遊びというのは「気持ちいい」が本質だと考えています。

気持ちいい動作を遊びの根っことして、キャラクターやサウンド、演出は「気持ちよさ」を増強する枝葉でしかありません。

例えば、誰もが遊んだ経験がある、梱包材のプチプチ。気持ち良い動作の代表格ですよね。

であれば、このプチプチをゲームルールに落とし込んでしまおうというのがゲーム企画なのです。

間違った企画方法

間違ったゲーム企画として、

「よくわからないが真似してゲームを作る」です。

人気のゲームなどを模倣したくなる気持ちはわかりますが、

真似をしようとするとついついキャラクターや演出などの枝葉の部分に目がいってしまい、

本質的な気持ちの良い遊びの部分を模倣できていない場合が多々あります。

マリオはなぜ面白いのか?

例えば、ゲームプログラミング初心者の方はよく「マリオを作る」ということを目指すのですが、

マリオを作ろうとすると、「ジャンプで障害物を避けてコインを取るゲーム」になりがちです。

これは先に言う、枝葉の部分の模倣に過ぎませんので、遊びの本質までは模倣できていません。

マリオの面白さは、スピード感や爽快感にあります。

Bダッシュしながら敵を華麗に避けて踏んづけて、止まることなく風の如く走り抜ける。

このテンポ感、爽快感、スピード感がマリオの面白さの本質です。

ですから、マリオを参考にするのであれば、コインや障害物など取っ払ってしまい、

めちゃくちゃスピードが速くて壁なんかもぶっ壊して時には遠くにぶっ飛んだりしてゴールに一直線なゲームであった方がよっぽどマリオを参考にしているのです。

見た目に騙されない

人は目に見えるものしか評価できないことが多くあります。

本質というのは、根っこのように、目では見えない部分に存在していたりします。

一般のゲームを参考にしたとしても、そのゲームの根っこの部分を掘り当てないと、本質がわからなく、枝葉の模倣が続いてしまいます。

枝葉の部分をいかにオリジナルに変えようとも、本質の根っこが抜け落ちているので、オリジナルのゲームが面白くなることはありません。

大切なのは、根っこの部分をきちんと把握して、別の形で近しい気持ちよさを導き出してあげるのがゲーム企画だったりします。

遊びをプログラミングしよう

これからの社会でプログラミングは期待されています。

実際にその気持ちは僕も同じです。

ですが、プログラミングだけ出来ても、それは道具が上手に使えるだけです。

大切なのは、実現したいアイデアそのものだったりします。

そしてそのアイデアは多くの場合、遊び心がキモになってきます。

プログラミングも、言うなれば枝葉でしかない、そう考えるのがプログラミング教室kobakoです。

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Image by Jamie Harrington from Pixabay