アートって何がいいの?という答えが自分の中で見つかり始めた話

こんにちは!

子供向けプログラミング教室kobakoスタッフです。

皆さんはアートって好きですか?

休日は美術館に行く、なんて素敵な趣味の方も多いんじゃないでしょうか?

実は僕はアートにはそこまで興味がなく、アートって何がいいんだろう?状態でした。

ですが、最近になってアートに対して自分なりの興味の持てる側面が出てきました。今日はそんな雑談です。

ところで・・・

この記事を書いている人はだれ?

子供向けプログラミング教室です!

JavaScriptを使ったゲームプログラミング、ゲーム企画が得意な教室です。

プログラミング教室で実際に使用している、学習成果のある教材をYouTube無料配信しています。

アートとは何か?

アートとは何なのでしょうか?

僕は専門家でもないですし、詳しくもないので、「アートとは何か」という普遍的な答えを持っているわけではありません。

ですが、僕なりに答えが出てきたのでこの場を借りて共有できたらと思います。

今までのアートへの理解

うまい絵、へたな絵、印象的な絵、そんな風にしかアートを捉えていませんでした。

僕はゲームを作っているので、プロダクトデザインなどは興味はあるものの、

純粋な絵などのアートにはどこに着眼点を持てばいいのかよくわかりませんでした。

ゴッホやピカソといったアート史を辿るのも良いかもしれませんが、そういった本を手にとってもいまいちしっくり来ず、

アートは自分にはあまり関係のないものだと割り切っていました。

アートへのきっかけ

そんな僕が少しずつアートに興味を持つようになりました。

そのきっかけは、伝え方の研究が発端でした。

ゲームを作っていると、ゲームのルールを上手に説明するためのモチーフやデザインが必要になります。

デザインは、装飾的な意味だけでなく、ルールを伝えやすくする機能的な側面があるわけです。

機能面だけを押し出してデザインすると、野暮ったくなりがちですし、

装飾面を押し出すと、今度は逆に機能性が損なわれ、ルールがつたわりづらくなってしまいます。

装飾と機能のバランスを保ちながら、伝え方をデザインするということに最近は躍起になっていました。

自分なりのアートの捉え方

僕はアートをこんなふうに捉えてみました。

それは「新しい親しみの挑戦」です。

既存の親しみへの疑い

デザインやアートの最大の目的は、新しい親しみの創造なのではないかと思っています。

私たちの周りにはデザインが溢れています。

部屋を見渡せば、冷蔵庫やテレビなどの家電、机や椅子などの家具などのデザインされたものが揃っています。

長い年月をかけて私たちはこれらのデザインに親しみを持っており、一眼でそれがどんなものなのか視認できるレベルまで親しみを持っています。

例えばシルエットだけで、机なのかテレビなのかわかるレベルまで親しみを持っているわけです。

ですが、そのデザインが完璧なのかと言われたらまだわかりません。

実はもっと心地の良い設計があるかもしれません。

まずは今の親しみを疑ってみるというのがアートの一歩だと僕は考えました。

新しい親しみへの挑戦

人間は慣れ親しんだものを手放さない生き物だと思います。

それゆえ、一度認識したそれっぽいデザインというのは頑なにそのデザインを愛用しようとします。

例えば、iPhoneが世界に発表された時、ガラケーとの違いに戸惑った人も少なくないんじゃないでしょうか。

こんなの携帯じゃない!そんなふうに、親しみのないものを排除しようとするところが人間にはあると思います。

みんなが親しんでいるものを愚直にデザインしていたら、新しい価値は生まれません。

そこでアートが登場するのではないかと僕は思っています。

僕なりのアートの見方

アートを見る際、よく、作者が伝えたいことを考える、なんて言われたりします。

これが僕にはよくわからず、楽しい感じとか悲しい感じとかくらいの抽象的なメッセージしか僕は受け取ることができませんでした。

作者がどんな気持ちで、どんなことをみている人に伝えようとしているのか、絵という情報からは何も得られないだろうと僕は割り切っていました。

ですが、作者が伝えたいことは、作者の気持ちではなくギミックである、と理解し始めました。

アーティストというのは、必ず自分なりのテーマを抱えているものです。

そのテーマというのは、絵にこめられた世界観などではなく、きちんと技法として現れていると考えます。

作者がどういうギミックをテーマに、この作品にギミックを施したのか?

これを考えながらアートを見ると、楽しさが何十倍にもなることに気がつきました。

機能美と装飾美

アートには機能美がないと思っていましたが、ちゃんと機能美があったんだと気がつきました。

それが作者のギミックに繋がるわけです。

描かれた内容は装飾美であり、世界観であり、結果でしかなく、

作者が本当に伝えたかったのは技法そのものであり、装飾美とのバランスを保った機能美が本体であると思い始めました。

みんなが既に持っている親しみのあるギミックと世界観で描けば、それなりに好かれるアートになり得ますが、

アーティストは親しみを再構築する職業であり、みんなの親しみを否定するものであるのではないかと考え始めました。

それゆえ、新しいアートというのは親しみがない分、評価されづらいという側面も納得するところです。

機能美を追求する教室

プログラミング教室kobakoも、既存の親しみを覆した、新しい親しみを作りたいと思っています。

みなさんが思うような、イメージ通りのプログラミング教室をそのまま運営すれば、それなりに人も集まり、それなりに成長させることはできるかもしれません。

ですが、それは僕がやらなくても他の教室ができることでもあります。

一見わかりづらい教室かもしれませんが、新しい親しみとなりうるアーティスティックな機能美を追求し、

新しいギミックを施した、プログラミング教室でありたいと思いました。

(そんなアートが発明されるのはいつになるかわかりませんが・・・)

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